生産農家へのこだわり





おいしい牛のミルクを搾り出すには、栄養のあるエサを牛に与えることから始まります。小林牧場では、栄養価の高いエサをつくるために、年に一回は牛糞の堆肥を必要量だけ牧草地に入れ土壌の保全に努めています。 今農業で問題になっているものに「土の養分過剰」があげられますが、これは肥料を与える量や偏りや過剰によって引き起こされるものなのです。そこで、昔ながらの有機農法が見直されています。小林牧場の牧草地の土壌には、いろんな生き物が育っているということからいかにこの土に栄養が含まれているかがわかります。

小林牧場経営者 小林惟彦さんは言います。
「結局、堆肥は生き物を飼っているから手に入るわけで、昔と経営規模は変わっても、自然界で人間が生きていくための知恵、つまり生産と還元を繰り返す循環型の農業は変わりません。それを私なりに続けた結果が、おいしい牛乳として現れたのだと思います。」




小林牧場では日本でも珍しいフリーストール牛舎を取り入れています。フリーストール牛舎を簡単に説明しますとストールとは、牛舎の中の牛を1頭1頭離すための柵をいいますが、この柵を取り払って牛が自由に歩き回れるようなゆったりとしたスペースの中で牛が生活する牛舎のことです。
フリーストール牛舎の中では、牛は鎖につながれず、お腹が空いたら柵から首を出してエサを食べ、眠くなったら寝床に行って寝るといったストレスのない生活をおくることができます。
搾乳時間になると牛はミルキングパーラー(搾乳室)に入り、一度に数頭の搾乳をします。入ってきた牛にミルカーを取り付ける時、けがのある牛を1頭づつ把握して操作しなければいけないのは人の手ですが、搾乳が終わるとコンピュータが感知し、自動的に機械が外れます。すると牛は、勝手に牛舎に戻るという仕組みです。 又、人間にいいといわれるものには、牛にもいいという視点から、牛の寝床には、稲わらの下に消臭と保温の効果がある備長炭を敷いています。
人にやさしく牛にやさしい、伝統的かつ近代的 それが小林牧場の考えです。



原生林に隣接する小林牧場には40haの牧草地と、13haのデントコーン畑がひろがります。配合飼料を3割使用するが、ほとんどは栄養豊かな土壌から生まれた牧草を新鮮なうちにサイロに詰め2~3ヶ月発酵させたグラス・サイレージを与えます。
なぜ、グラス・サイレージを与えるのかというと、例えば単に放牧させて食べた牛から出る牛乳は、だんだん草の臭いが強くなります。手間はかかりますが、牛乳の風味をよくするにはこれが1番なのです。

土づくりからこだわっていい畑作って、いい餌をつくる。
それで消費者に喜んでもらえるように一頭一頭健康に育てて、いい乳を搾ります。



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